撤退という決断

体調不良で、一日半、休んでいる。
これもきっと罰があたったんだ、と叫んでいる。(笑) 
どういうことかと言うと。
友人が急遽、某一般市の市議会議員に立候補することになった。それは素晴らしいし、喜ばしいこと。私は、喜んで「応援に行くよ」と彼女に電話をかけた。
でも、なんでそんな急に決まったの? という私の疑問に、本来、自分たちが推薦している女性候補が、体調を壊し、選挙を戦い抜く自信が無くなって候補を降りた、だから急遽自分がでることになった、とのこと。
友人の立候補は嬉しくて、大喜びであちこちに知らせた。
だが、興奮が冷めたころ、ふと、他人の痛みを分からずに、「その降りた人さあ、身体の不調で自信を失くすって、どういうこと?」な〜んて、帰宅した夫にほざいたのだ。
で、今日、まるで罰が当たったみたいだ。
食べ物にあたった様子はないのに、お腹が痛く、食事がのどを通らない。水分以外の食べ物のにおいに、うっぷと、拒否反応をおこす。とにかく、まさに体調が悪く、体を起こしているのも、おっくう。
ああ、これが体調が不良というものだなあ。これが体を動かすのがつらい、というものなんだなあ、と分かった。反省した。
その話題の人は、一か月ほど体調を崩したらしい。
その人はむしろ、よい判断をしたのだ。早めの決断。自分の体力では、立候補しても、議員になっても、皆に迷惑をかける、だから今のうちに……と、見事な決断をしたのだ。
撤退という決断は、とても難しい。誰でもできるわけではない。
とおく、会ったことんない女性の判断と決断に、いま、納得している。