昨日、空港に向かう間に、二つの本屋に立ち寄り、いくつもの本を立ち読みした。
で、結局、いまこれ以上荷物が増えるのは重いと、買わなかった。
しかし今日、どれかは忘れたが、そのうちの一冊の、どの部分かは忘れたが、そのうちの一行が、頭の中で回っている。
「理由のある幸福は、形を変えた不幸である」
こうなったら、読み返そうにも、買いたくとも、書名を忘れた。あらゆる分野を立ち読みするから、分からないし。
引っ掛かった一行だけが、頭をめぐる。
本というのは、たとえ何でも、数行しか用がなくとも、出会った時に買うべきだ。