アスリートでもありスターでもある選手

寝不足と、涙と、もらい泣きと、評論と、なんて日々があと少しで終わる。
数日前だったか、友人といった近所の温泉お風呂屋さんで、高橋や町田や羽生のことを話していたら、隣から知らない人が割り込んできた。それほど、オリンプックは共通の話題だ。
そこにいた裸の女性全員で、浅田真央はどうなるかと(その時はまだ女子の競技は始まっていなかった)、そんな話題で盛り上がった。みな、勝手なことを言っていた。
昨日帰宅した夫が、飲み屋で隣のおじさんたちでさえ、真央ちゃん真央ちゃんと話していたよ、と報告してくれた。
スターだよ、やっぱり。
良くも悪くも評論されて、たまに批判されて、自分たちの気持ちを乗せられて、見る人がかってに何かをその選手の成功不成功にかけられて、思いをのせられて、期待をかけられて。
勝っても負けても、皆、その選手を見る。
メダルを取った選手よりも、その選手を話題にする場合がある。
これこそ、つまりはスターだ。
スポーツ選手には、時にそんなアスリートが出現する。