決断することは…

決断というのは、難しい。
判断は、知識や情報が手元にあって、冷静な感覚を持っていれば、できる。
だが決断は、判断とは別物だ。決断には勇気が必要だ。
判断できても決断できない人がいる。分かっていても、決断できないこともある。こうするべきだと分かっていても、自分も決断を下すのに時間がかかる時がある。
チームでも組織でも、リーダーの立場になると、決断しなければいけない時がある。
決断は、決断して選びとる以外のものを切ってしまうことだからだ。他の可能性や、捨てたくないもの、切るに忍びないもの、愛着や愛情が有るもの、それらのものを、何かを選びとるために切って捨ててしまわなければいけない。
この人ではなくあの人でいいく、とか。この方法に決めた、だから必然的に他の道は取れない、とか。もうこれ以上討論しない、あとは実行する、とか。あの人を断る、とか。あっちではなくこっちを選ぶ、とか。
これはつらい。
自分が悪者になるかもしれない。間違った道かもしれない。別の方が良い結果になるかもしれない。選ばなかった方法や道や人間に連なる人から恨まれるかもしれない。
それでも決断しなければいけない時がある。というより、決断というのはそういうものだ。いつも「しなければならない」状況の判断を決断という。
私は昨日、一つ、決断をした。
すがすがしいわけがない。でも、やる以外ない。