兵站能力のない人間は

自分は、事務手続きやなんかが苦手だ。能力がない。
別の言い方で言うと、いわゆる「兵站」の部分が苦手。能力がない。
ただ、それが重要であることは知っており、外してはならない事項である意識はとても高い。
その分野の重要性は認識していて、それなのにその能力がない、と悲劇は、かなりツライ。困る。だが、助かる。
自分ができなかったら、誰かにやってもらうようにすればいいのだ。外注するのだ。できれば。
または穴の無いように、誰かに見てもらえばいいのだ。
修士論文の提出については、友人のS子が、最終の提出段階には、つきっきりで見てくれた。落とした提出物はないか、書き漏れはないか、宛名なんかが間違っていないか、破ってしまわないか(私にはこれがある)…。
それで、とても順調で、何の失敗もなかった。
で、誤解した。
できるじゃん。自分で。こんな簡単なこと。…。
アホだった。バカだった。
その後の博士課程手続きに関しては、一人でやった。(当然だが)
すると、もう、背筋が凍ることばかりが起きている。ほかの人だったら、やらないだろう失敗を、ぽろぽろとしている。
とても簡単なことなのに。失敗するのだ。
教訓。やはり、兵站能力のない人間は、誰かにお願いしたほうがよい。