誰が見ていなくとも師匠は
昨日の夜、日本から電話があった。
電話は、私の友人で、社会的に重要な立場にいる女性だ。
彼女は、一人の女性リーダーとして、一人の女性トップとして、地道に、着実に、誠実に行動し、そして東奔西走している。
しかし、いかんせん彼女の前任にあたる立場の二人が、それぞれ別の意味でやたら派手で(悪い意味ではない)目立つ女性たちだった。
だから彼女が、誰よりも行動し、誰よりも実行し、誰よりも実績をあげても、何となく比べられて、目立たない場合がある。あろうことか、分からない人からはたまに順列を無視されたりする。
けれども。
目立たないけど本物で一流で有能な人、私は彼女を、そう思っている。プラチナみたいな女性、私はそう形容している。
その彼女に、恩師からの伝言が届いた。それは、短いが深く、暖かい、すばらしいものだった。
誰が見ていなくとも、師匠は見ている。誰が分からなくとも師匠は分かってくれている。誰が見過ごしていても師匠は評価してくれている。そう思える言葉だった。
素晴らしい国際電話だった。