『劣勢を逆転する交渉力』は目次にすごさが出ている

小松正之著『劣勢を逆転する交渉力』を読了。
本を読むときによく「まず目次を読め」というが、この本ほど目次にきちんと著者の言いたい「交渉術」が書かれているものはない。
本によっては目次を読んでも、さっぱり分からないというか、本文を読まないと分からないというのがある。
だがこの本は、本を読んで線を引くタイプの読者は、目次の一つ一つに線を引くことになるだろう。
読み返して頭の中でまとめるときも、タイトルを読んでいてけば、すっきりとまとまる。
さて、一つだけ本文か、目次には書いていない文章を引用しよう。
「周囲の環境が変化しているのに、その変化についていかない、あるいはついていこうとしない組織は、公的組織であれ、民間組織であれ、持続するのは不可能な時代に突入した。変革を主導するリーダーやリーダーシップがますます必要とされ、期待される時代である。」