読書
成田空港で、購入した二冊の本を、読み終わった。 『藤原和博の必ず食える1%の人になう方法』『ワンシング 一点集中がもたらす驚きの効果 THE ONE THING』 似た傾向の本手を出したのは、そんな気分だったのだろう。 さて私は、ビジネス本や自己啓発本を読ん…
税所篤快『「最高の授業」を世界の果てまで届けよう』を、読んで真っ先に思ったこと。それはー。 「最近の若者は……」この後に続く言葉は「すごい」「素晴らしい」「行動力がある」だ。 今の若い人たちの、行動力、内向き外向き関係ない生まれつきのグローバ…
本・書籍・テキスト・文書には、三種類ある。 情報をとるためのもの、知識を得るためのもの、そして知恵を涵養するためのもの。 大人になる(年をとる)と、知恵を涵養する為に本を読むことが、めっきりと減る。そういう種類の本を読んでも、なかなか知恵が…
昨日は紀伊国屋書店新宿南店で行われた作者と編集者のトークショーを聞きに行った。書店内の小さな空間で開かれる、フラットなトークだ。 『難民高校生ー絶望社会を生き抜く私たちのリアル』仁藤夢乃、英治出版。 一昨日、本屋で何気に見つけて買ったらしい…
高橋朋子『サムライと綿』を読んで。 考えてみれば、ある人がいたとして、その人の『物語』はその人が生まれたときに始まるのではない。その命が始まる以前、ずっと前、その父と母のころから始まる。 そして、その人の物語が終わるのはその人が亡くなった時…
帰国して、いそいで本棚を探し、分厚い日本語版の本を読み始めた。息子から渡され、読まずに渡米し、著者に会って、絶対帰国したら読むぞ、と決意した本だ。 分厚いのに「読み始めたら止まらない、どんどん行けるって評判よ。あら、自分で言っちゃった。アッ…
村上春樹新刊を読んだ。ご存じ『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。まだ英語翻訳本は出ていない。 私は普通は、小説は一気に読めるタイプの本が好きだ。中断や休憩をはさまず、一気呵成に読む。何となくそれが小説を読む醍醐味の気がして。 だが…
ただいまロスのホテルのビジネスルーム。今日、日本に帰る予定だ。ホテル出発までにまだまだ時間があり、夫はまだ眠っているし、仕方なく降りてきた。 ホテルの隣のビルに、紀伊国屋書店がある。たくさんの日本語の書籍と漫画と、やや少なめの英語本、そして…
『豊かな地域はどこが違うのか』根本祐二著・ちくま新書を読了。 何かの新聞でこの人の主張を読んで、早速本を取り寄せた。別の本を買ったつもりだったが、自分の手違いでこの本が来た。読んだら面白い。 街や都市や地域の発展や魅力を、人口の切り口で分析…
つくづく思う。堺屋太一の『組織の盛衰』は名著だ。 今朝、少しぱらぱらと読み直そうと手にしたら、あまりの読み応えに、結局一日かけて、じっくりと全編を読み直してしまった。待ち時間や電車の中、食事しながら、エスカレーターでも読んでいた。 後ろ扉を…
昨日、友人と話していてひょんなことから「組織論」に話が飛び火した。そのまま帰宅して相手を変えて、夫とまたまた組織論の話になった。 ジム・コリンズの『ビジョナリーカンパニー③ 衰退の5段階』で、組織の成長と発展、最盛期、衰退などについて分析した…
田村耕太郎著『君に、世界との戦い方を教えよう』を読了。 副題は、『「グローバルの覇者をめざす教育」の最前線から』。 いまや、大学教育もグローバル競争にさらされている時代。 ふと思った。大学教育において『共生のための教育』と『競争のための教育』…
この本の副題は「リーダー、マネージャーの鉄則」。この本を読み始めた途端、「ああ、阿部さん、今回はこれやってるな」と思った。 これというのは、新任の役員や新しい役職についた人間、新たにリーダーになった人が、最初の100日が勝負だときちんと認識し…
英語勉強の本をまたまた二冊紹介する。 『英語で学べば英語はできる』は西ジェームス著。とっても役に立つ。自分のレベルに合わせた部分を見て紹介された本をめくってみると、本当におお〜と思った。それから過ぎたレベルも読んでみると、これもまたあってい…
ご存じ『ハーバード白熱日本史教室』の著者・北川智子氏の勉強法の本である。 為になります。もともと誰かの勉強法や勉強の歴史というのは、何らかの為になるもの。全部を応用するのではなく、一部を自分で試してみる、とか。 そういうわけで、押しつけがま…
白井恭弘著『英語はもっと科学的に学習しよう SLA(第二言語習得論)から見た効果的学習法とは』を読んだ。 とても簡単で、すばやく読める本だ。本来はきちんとした学問的な分析をへた第二言語習得論を、砕いて語り、英語学習ハウツー本にしている。 それまで…
『立命館アジア太平洋大学誕生物語』を読んだ。 こちらの大学は、大分県別府市に置かれた国際大学。開学10年を期してまとめられた取材による本だ。 読んでいると北京の留学時代を思い出された。多様性、アジアやアフリカからの留学生による異文化コミュニケ…
『なぜ、国際教養大学で人材は育つのか』中島峰雄著を読んだ。 読み始めたときから、どこかで聞いた話ばかりだな〜と思っていたら、途中でスカイプしたカリフォルニアにいる息子が「それ読んだじゃん。この前、僕を送る時に空港で超スピードで読み終わって僕…
『1勝100敗!あるキャリア官僚の転職記』中野雅至・著を読んだ。 読んでいる最中に、口調(文体)といい内容といい「あれ、この人何か覚えあるな〜」と思っていたら、以前に読んだ『悪徳官僚に学ぶ「戦略的ゴマすり力」』の筆者だった。 当時は「官僚系」の…
『スタンフォードの未来を創造する授業』清川忠康・著を読書中。 沖縄に世界的な大学を創立する、というのが私の数ある夢の中の一つだから、大学に関する本はすぐに読む。特に卒業生や学生が自分の母校について書いた本は、おもしろい。 卒業生から書かれる…
数日前、ある先輩から頼まれた。「プロジェクト・チームを進めるうえでの良い本はないか、あなたが読んでよかったというものを」というのだ。 で、自分の本棚を探したが、一年ほど前に1000冊程度を処理して以来、そういう本も激変している。ない。古本屋に行…
団体でオリンピック銀メダルをとった卓球女子監督の村上恭和氏の『勝利はすべて、ミッションから始まる。』を読んだ。副題は、「日本卓球初の初のメダリストを生んだリーダーの『戦略思考』」 いやあ〜、説得力ある、おもしろい、ためになる。最近、そこら辺…
私の一番の趣味は活字だ。活字中毒といってもよい。 本を読むこと、喫茶店で一人で読むこと、電車で読むこと、過去に読み終わった家の本棚の本を眺めたり再び読んだりすること、あさ5紙以上の新聞を一時間近くかけて読むこと。そして本屋で立ち読みすること…
数日前に、衆議院に4期目の当選を果たした古屋範子氏と会った。その時に「お正月用の鼎談記事で対談した作家の作品」ということで、山名美和子著書『戦国姫物語 城を支えた女たち』を頂いた。 彼女は対談前にはすでに読んでいて、さらに著者から頂いたものと…
読もう読もうと思っていた本だ。さっさと読んでおけばよかった。対談式なので読みやすくて、すぐ読み終えることができる。 それにしても、サッカーという競技の特徴からか。野球監督たちのリーダー論とは全然違う。21世紀のリーダ像だ。 2時間もかからずに読…
わけあって、お金持ちになるとか、富豪が教えるお金の法則とか、どうやったら貯金額をふやせるかとか、そんな本を数冊読んだ。何かに打ち込むと、その系統の本を何冊も何十冊も読むのが私のくせだ。 で、その流れで、昨日見知らぬ街に行った時に寄った本屋さ…
国際サッカー連盟公認代理人のロベルト佃氏の書いた『サッカー代理人』『世界基準の交渉術』を読んだ。 面白い。 そこら辺のビジネス書より役に立つ。そこら辺の小説より楽しい。そこら辺のグローバル社会向け自己啓発書より為になる。 『世界基準の交渉術』…
理由があって、一流をテーマにした本を数冊読んだ。 一流を説いているのに、その本ときたら玉石混合だ。すごく一流もあれば、胡散臭い一流(笑)もある。 本屋で買ったのならそんな間違いはないのだが、アマゾンでキーワードだけで選んで買うと、こうなる。 …
小松正之著『劣勢を逆転する交渉力』を読了。 本を読むときによく「まず目次を読め」というが、この本ほど目次にきちんと著者の言いたい「交渉術」が書かれているものはない。 本によっては目次を読んでも、さっぱり分からないというか、本文を読まないと分…
『のぼうの城』和田竜・著のオリジナル脚本完全版を読んだ。 数日前に、映画「のぼうの城」見たし、そのまえに立ち読み(笑)で小説版を読んでいた。せめて脚本は買って読まなければな〜(笑)、と思っていたのだ。 何しろすべての始まりは、この脚本なのだ…