3種類の本

ちょっと難しい本を一冊、数時間で一気に読んだ。
表扉の記録を見ると、すでに8年前、3年前に一回ずつ読んでいる。自分が。
何度見ても新しい発見があり、「あれ、前回読んだときにどうしてここに線を引いていないのだろう」と思ったりする。
私の読む本には、思わず線を引いて読む本と、付箋を付けて読む本と、表紙も中身もきれいなまま読み終わる本とがある。
綺麗なまま読んだ本は、あとで人にあげたり出来る、または綺麗なまま残したい本だ。付箋を付けた本は、あとで引用や参考、また誰かに教えてあげるときに必要になるだろうと思って、読む本だ。多分、自分の本棚に置くことにある。そして選を引くのは、自分が納得したりびっくりしたり感動したり感心したりして、自分に言い聞かせたい部分のある本だ。
一度線を引いて読んだ本は、私の経験から再び読むことになる。そして再び読んでも、また別の個所に線を引くことになる。
今回の本も、何本選を引いたことか。おまけに付箋も付けた。