30年以上前の北京留学での洗濯物

関東は寒い。明日はもっと寒くなるらしい。
昼間に干した洗濯物を取りこんで、仕上げに、暖房の効いた室内にほした。これで最後の水分を飛ばそうという魂胆だ。
冬にそんなんことをするたびに思い出す。
北京に留学中、冬にシーツを洗濯ひもに干したら、干した形のまま凍ってしまったことを。(笑)
パリパリになって、無理やり取り込んだら、折れて繊維が壊れた。いまでは笑い話だが、当時はそうではなかった。
留学生ドミトリーには冬場に洗濯物を干す場所は充分になく、そとに干すしかなかったのだ。
後で、すでに経験したことのある留学生の誰かに聞いたら、大きな形のまま室内に運び、溶けて乾くのを待てば、布も大丈夫だとのこと。聞くのが遅かった。
だが同時に、似たような失敗をみなしているのだと、留学生食堂で皆で笑いあった。
今となっては、懐かしい思いでだ。