三本で一万円

通訳を終えて早めに帰ってきたら、乗り換え駅でワインの販売をしていた。
二つの価格帯のワインのラベルに、それぞれピンクとブルーの色がついている。
ブルー価格帯のワインから一本、ピンクのラベルがついた高めの価格帯から二本、あわせて三本を選んで一万円という売り方だ。
高い価格帯のピンクでも、3000円〜6000円前後まである。私のような庶民は、どうせならと、つい6000円のものを選ぶ。
もしかして3000円のワインの方が味がいいかも知れない、などとは考えない。どうせ同じ条件なら、高い方を買うのだ。
ピンクからその価格帯でできるだけ高い赤とスパークリングワインを二本、ブルーから一番高い白アインを一本だ。すごい得した気がする。ほんと、貧乏性。(笑)
しかも自分が買うには、財布に1万円がなかった。
その場で会社の夫に電話して「帰りに買ってきて」と頼んだ。
三時間後に、夫は疲れた体に鞭打って、駅でワインを買い、重い重いといいながら、三本を持って帰って来てくれた。
ありがと。