『先取り志向の組織心理学 プロアクティブ行動と組織』

 夫が、著者から直接頂いたといって『先取り志向の組織心理学 プロアクティブ行動と組織』(古川久敬/山口裕幸編)を出張から持って帰ってきた。以前、家族で九州まで行って参加した産業心理学会、その教授陣が書いたものだ。
早速読んだ。とてもいい。興味深い内容だ。
だがまず、この本を褒め称える前に(笑)、欠点というか改善点を指摘したい。
①値段が高い。2700円だ。
 読み始めたら内容がおもしろいので、そのままその日の飲み会に持って行って、友人たちに紹介した。すると案の定「この厚さ(薄さ)でその値段は高い」「その装丁は一般ビジネス書、値段は学術書」と私が初見で思ったことをそのまま言われた。
 ま、友人は読むわと言って書名をメモしてくれたけどさ(笑)。
②文中についている巻末番号に異議あり
 文中の番号は参照文献と引用文献で、あれは学術書的だ。だが番号を見て巻末を引いて読者が欲しいのは、「用語解説」や「説明」だろう。これではまるで開き直りの足りないビジネス書だ。
 この本は、一般ビジネス・啓蒙書の装丁と題名だ。実際そのつもりで読んでもおもしろい。
 それなのに、気になる番号を巻末で引くと用語解説や詳細説明ではない。学術書や論文でよくある「私は間違っていません」「ほらね証拠はこれです」「ちゃんと裏取ってますよ」的な引用文献・参照文献が並ぶ。
 いいですよ、これが論文や学術書なら。だけどこの装丁と題名は一般書でしょ、ビジネス書か啓蒙書でしょ。
③アマゾンで(まだ)取り扱っていない。
 私は自分が気にいった本で、これは勉強になるなあと思ったら、誰かにプレゼントしたくなる。そこで3〜10冊ほどまとめて頼んで、届いたら差し上げたい人に贈呈するということをする。
 だが、今回アマゾンに題名を打ち込んだら、出てこない。高い値段を計算して、何冊ならいくらと覚悟したのに。 早く取り扱わせなさ〜い。(笑)
というわけで、これだけ文句を言ったのは、気にいったからだ。面白いと思ったからだ。
 内容は……。
 だが、ここで力つきたので、ここまで書いて、今日は終わる。(爆笑) 次回書くか保証はできないので、興味のある方は自分で確かめてくださいな。アマゾンではまだでも本屋さんにはあるらしいから。