食事を楽しめない人生なんて

台風接近のため、明日の1〜2時限、早稲田大学はキャンパス全体が休校となった。当然、公共経営研究科も休講だ。午後の講義はまだ分からない。明日の11時前に決定してウェブにのるらしい。
だが、関東一円から学生は通う。仮に午前11時に午後の講義はなしと決定したとしよう。でも午後1時から始まる3時限目の講義に出席する人で、午前11時より前に家を出なければならない人は、どうするんだろう?
東京圏に暮らす人間は、通勤・通学に片道1時間半や二時間という人は、結構いるだろう。
午後イチの講義に出るのに、お昼ご飯も食べなければいけない。どうするのだろう。
私は、できたらランチをちゃんと時間をかけて食べたい人間だ。だから、11時よりずっと前には家を出て学校の近くまで来て、まだ込んでいないレストランか学生食堂で昼食をとり、ちゃんとコーヒーを飲み、それから授業にそなえる。
たまに11時過ぎて家を出て、そそくさとお昼ご飯を食べる羽目になると、哀しい、くやしい、わびしい。
一人でランチは、全然わびしくないし、平気だ。だけども、そそくさランチや、パンと缶コーヒーでお昼ごはんというのは、非常にいやだ。人生が悲しくる。
夕食もちゃんと取りたい。休みの日なんかに、お昼きちんとコース料理を取ったから夜は軽くする、という考えは自分からは思いつかない。
だから太る。痩せない。
この女性は食事が美味しいと楽しそうだ、と夫が気がついたのは結婚するまえだ。
この人は食事が質素になると顔が寂しげになる、と夫が気がついたのは結婚してからのことだ。
この女は食事を抜くと兇暴になる人間だ、と夫が気がついたのは結婚してからしばらくたってからだ。
夫婦ゲンカといのは、大体がお金のことか教育のことらしい。だが、夫は法則を発見した。この女の場合は食事も、夫婦ゲンカの種になる、と。
私に言わせれば、食事をただ体の栄養を入れるためだけに取る人間は、人間じゃない。食事を楽しめないなんて、ほんとに生活が面白くない。
おしい食事ができないくらいなら、痩せなくてもいい! 太りたくはないけど。