女子卓球村上恭和監督『勝利はすべてミッションから始まる』
団体でオリンピック銀メダルをとった卓球女子監督の村上恭和氏の『勝利はすべて、ミッションから始まる。』を読んだ。副題は、「日本卓球初の初のメダリストを生んだリーダーの『戦略思考』」
いやあ〜、説得力ある、おもしろい、ためになる。最近、そこら辺のビジネス書の著書の書いたものより、スポーツビジネスやアスリート産業にかかわる人、あるいはスポーツマン、監督の著書の方が、数倍面白いことがある。数倍、説得力がある。数倍、分かりやすい。
この村上氏の著書もそうだ。これは、おそらく編集者もいい人が入っているのだろうな、と感じる。
どんな本でもそうだが、特に『戦略』書と銘打つからには、目次が重要だ。この本は目次が本当に優れている。編成もいいい。また実感のある事柄から、戦略がつづられている。ある意味、書いてある戦略はすべて実験、実践、実証済みだ。
戦略、ミッション、戦術、目的、目標、勝利などというキーワードに思い当たる方に、一読をお勧めする。
ちなみに、特に私が面白いと思ったのは「ルールを制する者が、勝負を制する」の件。