稜線をたどれ

以前、「知らない山に登ろうとし、頂を目指すなら、まず稜線をさがすこと」
始めてこの言葉を聞いたとき、感動した。この言葉を吐いた人は、サバイバルの訓練で習ったらしい。
「谷を行けば始めは楽だが、結局、最後は山の頂上に登れない。まず稜線を見つけて、きつくてもそれをたどれば、頂につける。それが地図のない山登りの鉄則」
私はそれを聞いて、すぐに頭の中で人生の山登りにたとえた。
「地図のない山を登るには、稜線をたどれ。やがて頂に至らん」などと、名文句にまで至った。 ーなんて賢い私。(笑)
でも、あれ? 人生において、稜線って、何だろう? 
山だったら、とりあえず周囲より高いところだろう。だけど、…どんなのが、人生の山登りの稜線?  
というわけで、この例えは、あっという間に頓挫した。 良い喩えだと感動したのに。 アホな私。(笑)

あの言葉を聞いて5カ月がたつ。そしていま私は、また、稜線ってなんだろう? と考えている。 誰か教えてくれる人がほしい。と、ふと思う。