業界用語の使用と転用…自衛隊の場合

おととい、自衛隊幹部学校の安全保障セミナーで一緒だったメンバーと飲み会をした。懐かしい。
私のタイバンをしたTさんとも会えた。タイバンとは対番と書く。民間メンバーで最初に話題になった自衛隊用語(笑)だ。
自衛隊のメンバーが一人ひとり、民間からセミナーに参加した人に対応して、いろいろ世話したり説明したりする。その役割やそれを担う人や相手をタイバンという。たぶん(外部参加者に)対応する当番、とう意味だろう。
私のタイバンのT君は、理系頭脳の持ち主で、優しく、怒らず、キレず、こまごまと対応してくれた。娘の婿にほしいくらいだ。…娘いないけど。
5日間ずっと対番というよりは、エスコートされている気分だった。  W君、見習いなさいっ。(笑) …ジョーダンだよん、W君。本気にしないでね。
さて、隊員たちは全員カッコイイ。新宿アルタ前で集合した時、そう感じた。周囲から、何とはなしに飛びぬけた印象があるのだ。
私は表現が思いつかなくて思わず「みんなガタイがいいね」と言った。別に全員背が高かったり、がっしりしていたりするわけでない。ただ何とはなしに、抜きんでてた印象があるのだ。身びいきかもしれないけど。
ところで今回もそうだが、私は、彼らが普段の生活の中に転用する自衛隊用語や、彼らが議論の中で普通に使う業界用語が、おもしろい。
時には冗談交じりに使い、時には彼ら自身がそれが業界用語とは知らずに使っている。5日間でメモしておけばよかった、と思ったくらいだ。(笑)
おとといは、アルタ前で私に最初に会った隊員が、電話で幹事に「服部さんを捕獲しましたっ(笑)」
合コン参加での結婚指輪を取るとらないの話題で、「ぼくも装備をはずして(笑)参加し…」もちろん装備とは結婚指輪のことである。
こんな、なにげない用語の転用がおもしろい。