「させていただく」を使うな

私はどうしても、○○をさせていただく、という言葉、言い方が、嫌いだ。好きになれない。
もちろん「させていただく」が、相応しい文脈、状況の時もある。だが、何でもかんでも「させていただく」は、ないだろう。
使う人間は、謙遜さを表現したつもりか。
だが私には、受け身で、優柔不断で、自分で責任をとりたくない、と聞こえる。

どうして「決意をしました」と言わず
「決意させていただきました」と、言うのだろう。
本人は奥ゆかしさを表現したつもりか。だが私には、超受け身に感じる。
なぜ「いまは部長をしています」と言わず、「部長をさせていただいています」と言うのか。
本人は謙遜したつもりか。しかし私は、かえって傲慢に感じる。
昨日、どこかの駅のコンコースで、ある議会の候補者が「この場をお借りして、こうして、お訴えをさせていただいております」と、言っていた。
腹がたつほど、慇懃無礼に聞こえる。
「訴える」に、おを付けるのも、聞き取りにくいが、さらに「させていただく」だ。
秘書や側近、だれか言ってやってほしい。(--)/占==3