スケーター高橋の格の違うブルース芸術

テレビに録画したフィギアスケート、グランプリファイナルでの高橋のフリーのスケートを、何度も見返している。
ブルースを滑り高橋のスケートは芸術だ。競技だけの魅力だと、一、二回見ればそれでいい。だけど、今回の滑りは何度も見たい。そう思って、まるで買ったバレエのビデオを見返すように、何度も見ている。
芸術なのだろう。高橋の使ったブルース曲そのものを、滑りながら表現している感じだ。
音になっている音も、音にならないギターの弦の揺らぎも、そしてブルースがもつ雰囲気そのものも、表現している。そんな感じ。
音楽に乗って物語を表現する滑りもあるが、音楽を表現する滑りもあるのだなああ、と何度見ても飽きない。
この数日、おもしろい番組が尽きるたびに、録画を検索し、スケーター高橋の格の違うブルース芸術を見ている。