組織とチームのありかた

清水勝彦『戦略と実行 組織的コミュニケーションとは何か』を読了。
戦略は、立案以上に実行することが大事。戦略は、実行してそのフィードバックを生かすことが大事。戦略は計画とは違う、それは仮説である。仮説は実行してチェックしてフィードバックをして修正する必要がる。
組織が戦略の実行をよく出来るためには、まt合フィードバックをえるためには、コミュニケーションが大事。組織のコミュニケーションとは、情報の共有とともに、意味の共有をすること。等々。
ほんとに、本を読んでいると納得できるのだけど、それこそ『実行』は難しい。
ところで。
テレビで、ニューヨーク建築事務所で責任者として働く日本人建築家のドキュメントを見た。久しぶりに見入ってしまった。
その若い日本人建築家のいる建築事務所は、チームで集まって討論して、アイディアを出し合って、検討して、建築をして、世界中のコンペに参加する。
ディレクターの「チームで集まって作ると、いい作品ができるときも、反対にダメなものもが出来る時もあるのではにか」という質問に対して、彼が答えた言葉。
「それはダメな(メンバー)を集めた場合でしょ。ダメなのを集めたらダメなができる。良い人間を集めたら、(一人では出来ない)さらに良い作品が出来る」
創発だなあ。聞いていて思った。
そして創発が出来るためには、よいメンバーを集めて自由にぶつかり合せなければいけない。
ちなみに。
彼は、東京の新しいタワーについて、「これほどの国家的プロジェクトが、コンペもなしで作られたことが問題。設計がいい悪いではない」とも。
同感。