本屋は照明で節電してはいけない!

節電が始まって、首都圏の鉄道の駅や車両内、店内、ネオン、看板……、暗くなった。そして、「結構これでいいじゃん」「この暗さ(明るさ)でもかまわない」と思う。
何かの記事やなんかにも、日本は今まで明るすぎた、とか、欧米のホテルはもっと暗い日本のホテルは明かりすぎる、とか書かれたりしている。分かる、そうだろう。
だけど。本屋さんの暗いのだけは、ちょっと違う……と思う。
我が家の近くの駅ショッピングセンターは、節電のためにエスカレーターを止めている。これはかまわない。一番の節電だ。同時に全面的に照明の間引きをしている。これもかまわない。
だけど、本屋も本棚の並びに関係なく電灯を間引きしている部分がある。その一帯が暗い。
これはおかしい。何でもかんでも一律の節電は、間違っている。
一昨日行ったブックオフも、あろうことか電灯を間引きした一帯が暗く、その建物の構造との関係で、立ち読みできないほど暗かった。
間違っている。本屋が照明で節電するのは間違いっている。別の方法で節電してほしい。
欧米のホテルや室内が暗くて平気なのは、文字も関係しているだろう。表音文字だ。
だが日本は表意文字の漢字があり、平仮名と片仮名が交じる。文章の字画と字数は、英語などに比べようもないほど多くて密集している。(ホントは目・瞳の明かりを吸収する程度も大きく影響しているという節がある。太陽がいっぱいの日に欧米人種は黒目人種よりもサングラスをかけないとやってられないように)
普通の店舗やスーパーは節電のために今のように暗くていい。だけど本屋の照明を落として暗くするのは、間違いだ。やってはいけない節電だ。
文字を読む場所や文字を読んで購入を判断する店舗と、文字を読む事が主体でなクものを購入する場所、全体を見て判断・行動できる場所とを、同じにすることはできない。
本屋の照明による節電に、叫びだしたい(笑)今日このごろの私である。