首相うつ、トップうつ、最高責任者うつ

世の中に、昇進うつや転勤ウツがあるのなら、『首相うつ』『トップうつ』『責任者うつ』があってもおかしくないだろう。
ここのところ、何代かにわたって、総理大臣を『もしや首相うつ?』と思ったことがある。
最初にそう思ったのは、阿部さんだ。だがそれから次つぎと、そして政権交代しても、毎回の首相にそう思う。
目がうつろになる。ロレツが回らなくなる。視線が定まらない。精気がなくなる。体調不良になる。何かの理由で入院する。記者や国民相手にキレる。……。そして短期間で降りる。
とにかく、これはうつの人を見ているみたいだ。そんなに総理という仕事が大変なのか。イヤそれまでは皆やってきたのに……。などど思ったりしていた。
そして今度は、東電の社長だ。
トップというのは重責だ。確かに重責だ。われわれが思いもつかない色々なことがあるだろう。毎日、寝れないだろう。
だけど、だけど。組織のトップというのはそういうものだろう。それを見越してトップになったんだろうに。
どこにも逃げ場がない、誰にも責任をかぶせられない、誰にも決断をゆだねられない。自分が最終の受け止め手。自分が最高の責任者。自分が最大の決断者。それがトップだ。
ニュースを見ていて、情けなくなった。