アフター3.11

「いざという時」に備えて訓練することがある。防災訓練とか、避難訓練とか。
「いざ鎌倉」という言葉がある。自分が所属する組織や国などに何かあったときに、戦うべき時、その時にはこだわりも何も捨てて、さっと動こう、団結しよう、ということだ。
「いざという時にその人がわかる」という言い方もある。どんなに普段、何かいいこと言っていても、実際の現実のときには、その人の本質がでる、ということをほ表現している。
今は、そうでしょう。あきらかに「いざ」という時でしょう。
いま、何かできないで、いつどうする?
被災を受けた人は、いまのその見事な姿で、「いざという時の自分」を見せている。
では、被災をしなかったものは?
自分はどうだろう? 自分のグループは? 自分の組織はどうだろう?
テレビで被災地の住民を見て評論家が「地域のつながりが問われている」と言っていたけど、問われているのは私たちの方だ。問われているのは自分だ。問われているのは、被災していない方の地域だし、人間たちだ。
自分は、アフター3.11にどうするか。アフター3.11をどのように過ごすか、生きるか? 
それを問われているのだ。