役に立つ「小説作法」本

自分の本棚に並んだ、小説作法や作家入門みたいな本の数をざっと見たら、20冊〜30冊はある。ホントですよ。ドラマや映画のシナリオの書き方も含むとね。
その中で、一番自分が、アッとしたものはスティーブン・キング「小説作法」。彼の「自分は書くことにすがって生きてきた」と言う一節に心を動かされた。私自身が「読むことにすがって生きてきた」ことに気付かされた一瞬だった。
で、私の作家修業における今後のモットーは「書くことにすがって生きる」ことだ。
それから、『ローレンス・ブロックのベストセラー作家入門』も役に立つ。はずだ。キングもそうだが、読んで面白い小説作法は、それだけで読書生活を潤すから役に立つと言ってよい。
最近読んだ日本のものでは、清水義範の『小説家になる方法』、森博嗣の『小説家になる方法』がある。
日本のこの種の本を読んでいると、小説家は儲からない、ということだけは分かった。それがわっただけで役にたつぞ。
で、どの本でも書いてある重要事項は、どんな駄作だろうが「とにかく書きあげること。完成すること」らしい。こんな単純なことが、なかなか難しいらしい。次に多いアドバイスが「決してあきらめないこと」
で、私の第2のモットーは「とにかく書きあげる」こと。第3が「あきらめない」こと。
そういうわけで今、むかし書いて応募して玉砕したシナリオを、いま小説に書きなおしている。
実況中継でした。