書くことにすがって生きてきた。キングの言葉

スティーブン・キングの「文章作法」が、自分の本棚に2冊もあることに、先週、気がついた。で、先週からゆっくり、別の本の合間に読んだ。
読んで、スティーブン・キングの、その作品とは異なる印象におどろいた。書くことにとても真摯さがある。別にキングのホラー本が真摯ではない、と言っているのではない。
とにかく、書くということに誠実、という印象だ。ちょっと感動した。
「自分は書くことにすがって生きてきた」。作家の修行は「読んで読んで読みまくれ。書いて書いて書きまくれ」という。ホントにまじめだ。正統派だ。
書くことにすがって生きてきた。…凄い。素晴らしい。
読むことにすがって生きてきた私は、その言葉に感動した。
ところで、なんでかなあ? 
いまさら、新鮮に感動するなんて。以前私は、読まなかったのかなあ? 二冊もあるのに。
それとも読んだのに、そのたびに忘れるのかなあ? 二回も読んで、忘れて、そして三回目?
ま、いいか。
心を動かすというのは、何度でもいいもんだし。