観客数の多いスポーツの宿命

箱根駅伝テレビ観戦歴約20年の私としては、今年の箱根駅伝は、ちょっと物足りない。波乱がなくて。
天気も良く、波乱を呼ぶ「変数」が少なかったのだろう。よかったけど、残念のような…。選手にはよかったのだろう。
まあ、しいて言えば。6区の早稲田の選手の、滑って転んでも突っ込んで行ったこと。10区のシード争いの選手の、ゴール間際のルート間違え必死に取り戻し、駆け込んで追いぬいてシード権をとれたこと。
あの二つは名場面だった。
特にシード権の選手の、あの場面は、何度思い出しても、何度見ても、ハッとし、ほっと胸をなでおろす。たいへんだったなあ。
早稲田は、あれだけスポーツ入学生がいて、あれだけ沢山の競走部員がいて、勝てなきゃ変だろうなあ。母校に厳しいかもしれないが、それが本音だ。
アスリートは大変だ。
自分で言うのも変だが、うまく戦っても、勝っても、ほめてくれない観客がいる。それが観客数の多いスポーツの宿命だ。