初心を忘れない国会議員

国会議員をしている友人に会った。彼女は相変わらず、お付きもアテンドもなしに、約束の場所で一人で待っている。古屋範子さんだ。
先日、ホームページ用の写真撮影にも私は同席した。その時も、自分で撮影に必要な重い荷物を持って、一人で撮影場所に現れたので、ホテルに併設された写真館のカメラマンやスタッフはびっくりしていた。
「秘書は?」「お付きの人は?」「荷物を自分で?」ひそひそと私に聞く写真館の人。(笑)国会議員という概念では、あり得なかったらしい。
結局、「知的で、穏やかで、気さくな人ですね」と写真館のスタッフは評価した。
さて、その穏やかで知的で、気さくな国会議員は、話の内容も穏やかで知的で気さくだ。
お願いがある、人に会ってほしい、と頼んだら、すぐに承知してくれた。
大人の発達障害の就労支援について、政策提言論文を書こうとしているS子の研究計画書を見せて、相談をした。即座に、事務所で会うこと、その後に紹介して繋げていきたい人についても、段取りを約束してくれた。
話をしながらつくづく「ほんとに、この人は偉いなあ…」と思う。年数分の実力と経験をつけて、感性を忘れない努力をして、野党なのに政策を実現する方法を常に見つけて、…。そして初心を忘れない。
なかなか、できないことだ。
後は、いろいろと討論、おしゃべり、分析、相談。充実したひと時だった。