ハイビスカスと赤バナー

ハイビスカスの鉢を、一か月ほどまえにかって、ベランダに置いた。
それがいま、とてもきれいに真っ赤に咲いている。
沖縄育ちの私にとって、ハイビスカスは「赤バナー」だ。
アカバナーは、どこにもある、生垣に咲く、雑草のような赤い花だ。
デイゴの花より、ずっとポピュラーで、ずっと沖縄を象徴する花だった。第一、デイゴよりきれいな花だった。
アカバナー。それが世の中で言われる夏の花ハイビスカスと同じ類の花だと知ったのは、ずっと後のことだ。
赤い花だから、アカバナー。 とは、沖縄も単純だ。
沖縄で赤バナーは、わざわざ買うものではなかったが、ここでハイビスカスは、花屋で買う花だ。(笑い)
といわけで、ここのところ毎日、この、真っ赤な花に癒されている。
今日、風で折れた花の一つを、水に浮かべて白い皿にのせて、テーブルに飾った。
赤い!
きれい! 
癒される!