ナイアガラの水流

今日はナイアガラの滝への一日トリップ。
JEケネディ空港から飛行機にのって、ロチエェスター空港へ。そこから二時間バスにのって国境の街を目指す。ナイアガラ・フォールズという街だ。
国境で手続きをして、同じ名前のカナダ側の街へ入る。
ナイアガラの滝は、アメリカ側からでも見学できるが、わざわざカナダ側の街に入る意味が、滝を見学してわかった。
アメリカ滝とカナダ滝の、ふたつが並ぶ絵葉書のような遠景を、まず眺める。それから、水際に降りて行って、「霧の乙女号」にのる。入り口で配られる使い捨ての、薄く青いビニールのカッパをかぶっても、濡れてしまう滝つぼから舞い上がる霧のような水しぶき。
船から上がって、ランチの後は、ほんのわずか上方にあるテーブルロックと呼ばれる位置に動く。
ここで見るのは河が滝つぼに落ちる様子である。この滝つぼに落ちる寸前の河水がよい。
これが、すごい。水量といい、水の速さといい、どよめく動きといい、私は水に酔ってしまったくらいだ。変なたとえだが、大画面のテレビで画面が揺れすぎた時に、気持ち悪くなるほど酔う、そういう感じだ。
じっと見ていたら、実際に気持ち悪くなった。落ちて、水に飲まれてしまう気分だ。
この水を見れて、よかった。はっきり言って、私には、滝よりすごいと感じた。水の怖さ、水の強さ、水のすごさ。
ナイアガラの滝は、ナイアガラの水だ。ナイアガラの河流だ。ナイアガラの水流だ。