教授というのは…

教授というのは、ヒマそうにみえて、暇じゃない。
アポなしで研究室を尋ねたりすると、不在だったり、誰かと演習してたり、授業の準備で忙しそうにしていたりする。
たまに、見かけは暇そうに見えても、明らかに頭がフル回転している顔つきで、パソコンから顔を上げて、視点がぼおっとしている時がある。
そういう時は、すみません、すみません、ごめんなさい。知的作業を邪魔してしまいました。思考を中断させてごめんさい。という申し訳ない気持ちになる。
だから昨日、故意ではないといえ、約束の時限をすっぽかしてしまい、まったく予定外の時間に、演習を突っ込んでしまった私は、相当に失礼で困ったやつだ。
でも教授というのは、教育者である一面を持っている。
どんなんであれ、育てようという思いを持っている人だ。
突き放す時があれば突き放す。待つときがあれば待つ。寛大になる必要があれば寛大になる。
塚本教授がそうだ。昨日、怒らなかった。
それどころか先週に私が渡した論文を、相当キチンと読んで、教授言うところの「三部の指摘」を用意してあった。ホントは指摘が4部あったけど。
教授が3つの指摘と言わず、3部の指摘というったのは、実際に1部につき数個の指摘があり、それが大きなかたまりとして3部あったからだ。 だけど4部あった…。
三部の指摘は、それぞれ本質を突いていた。4部だけど。(笑)
そして、優しく、寛大で、教育者である教授に、…私は打ちのめされて帰るはめになった。
結局、5万字近くになっていた私の論文は、多分、やり直す、書きなおすことになるだろう。…。(ToT)/~~~(ToT)/~~~(ToT)/~~~
帰宅する時も、雨が降っていた。
…シナリオコンクールなら、ここからドラマが始まるのか?