学部の学生は… 昔の自分だ。

二時限目に、地域研究・中東のショッピングにいった。
教室に入ってすぐに、これは学部生も合同の科目だな、と分かった。
課目によっては、研究科つまり大学院生と、学部つまり大学生の、両方が参加できる講義がある。
研究科の学生は、とりたくない講義は取らない。単位のために講義を取る、ということはしない。だから講義の参加の仕方というか、授業の受ける姿勢が積極的で前向きだ。
しかし、学部生は単位のために講義を取ることがある。その姿勢と意識の違いは、すぐ分かる。不思議なものである。
そういう人が多いと、講義を受けていても、つまらなく感じるときがある。全体的な雰囲気を左右するのだ。自分自身の意欲までがそがれるような感じだ。早稲田の政経学部にして、そうである。
だが、私は彼らを責めることはできない。 昔の自分はどうだった?!と思うからだ。
北京語言大学でいたころの私はどうだった? 教室で寝ていた。
北京大学にいたころの私はどうだった?   寄宿舎で寝ていた。
慶応義塾大学にいたころの私はどうだった? お家で寝ていた。 (笑)
ハッキリ言って、彼らよりひどい。(爆笑)
私は今頃になってやっと、勉強したいから講義を受けるとか、単位のためでなく勉強したいから授業にくるとか、興味や研究の意欲で大学に来るようになった。
だから、他人のころとは責められない。 天に唾するようなものだ。