大学院のショッピング期間

新学期。
9月入学の見慣れぬ学生たちと知り合いになりつつある。9月入学なので社会人学生が多い。
早稲田の公共経営は、もともと社会人が多いが、その社会人ぶりも多様だ。キャリアアップをはかる30代、人生のチャレンジをする40代、主婦、定年退職者…。
それらの人が、学部からストレートで上がってきた院生と同じクラスメートになるのだ。
仕事をしていた人でも、この期間は専業学生になるという人と、仕事の合間に講義を受けにくる人とがいる。これも様々。
仕事も多様である。金融、大学、NGO/NPO、自由業、自治体職員、地方議員、議員秘書、女優、テレビレポーター、マスコミ関係、自営業…。
民主党も、自民党も、公明党も、みんなの党も、そのほかの党の支持者もいる。
これらの人が一緒に講義を受けるとなると、講義に対する評価も、受ける人によって異なる。
今はショッピング期間なので、試しに初回の講義を受けて申請する講義を決める事ができる。
今日、私は「とても苦痛だ! この授業は受けない」と思った講義があった。だが、他の人に聞いたら、そうでもなさそうだった。
学部上がりの学生と社会人の評価が、全く異なる講義もある。社会人でも、評価が割れる授業もある。当然ながら、教授への評価も人によって違う。
この多様性が、良いのだろう。
この多様性が、いつか力になるのだろう。