主婦の大学院受験

今日はこれから、大学院受験をする友人のチューターである。飽きず弛まず、毎週木曜日は、ほぼチューターを続けている。
5月に研究計画書と履歴書などを提出し、一週間後に英語と公共経営の課題が発表された。それぞれ二つの課題から彼女は一つを選択して書き、10日後までに提出した。一次の書類提出はすでに終了して、一次合格かどうかを待っている状態である。
一次の発表とともにすぐに面接日が示される。だから、発表の前に面接の準備と練習をしようというわけだ。
これには私の経験がある。
私は早稲田大学院公共経営研究科を、何と3度も受けている。三度とも一次は合格したが、面接で落とされた。誰からも院について聞けず、研究計画書だって何の指導もなく自分で書き、意味もコツも何も分からない状態だった。
社会人大学院の受験については、各地で様々ありし、ネットでも様々あるのに、何も知らなかった。先輩もいないし、よくあれで準備したと思う。
圧迫面接の存在だって、知らなかった。見事にそれで三度もやられた。三度目には自分で分かって合格したけど。
入ってから他の人を見て、自分が劣っていたのは能力でも知力でも知識でもなく、受験や大学院に関する情報だったのだ、と分かった。
だから、友人が受験を決意した時に、私の経験を全部教えてあげようと思ったのだ。初めに、必ず彼女を一回で合格させる! と決意した。
自分が三回かかって合格したのに、友人がもし一回で合格するのは、ちょっと恥ずかしい。と確かに考えた。でも、それより、同じように能力と志がある一般的な半分専業主婦社会で生きてきた女性が、大学院に合格する方が、ずっと大事だと思った。
合格するといいな、ではなく、合格させるぞ! と決めている。