口は鋭いが、心は優しい教授

ここのとこ毎週金曜日の夜は、早稲田に講義を受けに行っている。小林麻里教授の『公会計基礎』と『財政制度論』。
で、麻里教授は、講義の最後になるとほぼ毎回、政治家のリーダーシップに言及する。会計改革も、ムダ追放も、結局政治家にやる気さえあれば実行できる。改革できる。改善できる。行政は結局政治家の言うことを聞くのだから。と。
麻里教授は、己が真実を語るのに遠慮などという言葉はつゆとも頭によぎらない(笑)人であう。その口調で、あらゆる批判・批評を遠慮なくする。聞いていて、気持ち良過ぎる時があるくらいだ。
学生のうわさでも、たまに麻里教授の武勇伝を聞く時があった。
昨日、講義が終わって何かの拍子に、ご本人が、
「このまえ○○教授が私のことを『毒舌』と言ったけど、それは言いすぎよね」と言っていた。
私は思わず「あらまあいいえて妙だわ」(笑)と口が滑るのを止めた。(爆笑)
でも、悪いのは口だけで、実に優しい人だということはこの一か月で分かった。昨日も、講義の準備をしたリプリントをしたりするTAの院生が、うっかり曜日を忘れて、あとで気付いて遅刻してきたが、全然怒らなかった。