『「生き方」の値段』

神楽坂で早稲田の経済学教授を囲んでのキッシー会で、またまたワインを飲みすぎた。次回の約束の日付を覚えていない。
参加予定の一人が、新聞社に勤めているので隣国の指導者死去で、一気に忙しくなり参加できなくなった。
私は朝から本屋に出ていたので、飯田橋に向かう電車の中で、隣のサラリーマンが広げた夕刊紙で、初めてニュースを知った。
タイトルを見て思わず「うそー!」と声に出したら、見知らぬサラリーマンは親切に「ほんとうですよ」と答えてくれた。
で、なんやかんやと参加者が二人かけたが、キッシー会はなんのその。楽しく討論、おしゃべりした。
公共経済学も教える教授が、興味深いペーパーをみせて意見を交わす。
E・ポーターの『「生き方」の値段』からの数字だ。
結婚の価値は臨時収入$16.500〜$24.500に相当する。タイタニック号沈没死亡率は1等船室では37%、2等では57%、3等では75%になるという数字。35年連れ添った配偶者と新婚早々の配偶者への慰謝料はどちらが高いか? などなど。
なかなかに議論と意見の出る数字が並んでいた。教授の解説もわかりやすかった。
ふと。
隣国の指導者の「生き方の値段」は、どうなのだろう?と考えた。