コンテポラリー・ディシュの高級定食

知人から招待券をいただいたので、「借りぐらしのアリエッティー×種田陽平展」を見に行った。東京都現代美術館だ。
アリエッティは大好きなので、招待券が届いた翌日の行動だ。セクシーな翔くん見たさに。きっと大きな絵があるに違いない…、と。
展覧会はよかった。だが翔くんはあまり、というか、ほぼなかった。少し残念。
さて、それはいいとして。
現代美術館の地下一階にレストランがある。そこには「現代洋食」と題したメニューがあった。そこに、凄いものを見つけた。
野菜グリル定食1400円、焼き魚定食1900円、チキンソテー定食1500円、なんとか定食1600円、何とか定食1800円とある中に、いきなり牛タンシチュー定食7900円とある。
「ちょっとお伺いしますが、これ…?」いくらなんでも誤植だろう。
ところが私がそこまで言いだす前に、若く可愛らしい女性店員が笑いながら言った。
「ほんとなんです。ホントに7800円なんです」
「ええ!!? 誤植じゃないの? ほんとなの? 一体全体、なぜそんなに高い?」
どうやら、相当に良い牛のタンを使用しており、実際にそれくらいの価格になるほどとのこと。
はあっ〜。
いったい、一日に何皿、注文があるのだろう。一度、注文する人がいるときに出くわしてみたいなあ。
私と夫は、平凡に1600円程度の皿を頼み、唯一の贅沢である昼ワインを飲んだ。グラスで。