コーヒー豆の第2の人生
最近、コーヒーの粉が消臭に聞くという生活知識を生かしている。
飲み終わったレギューラーコーヒーの粉をさらにあけて乾かし、それから使わない器に入れて本棚に置いたり、靴箱に入れたりするのだ。生活知能指数の低い私でも、それくらいの知識はあり、それくらいの家事はできる。
我が家は珈琲のヘビーユーザーだ。2人とも、1日数杯は飲む。毎日、コーヒー殻は大量に出る。いつもそれを捨てる時に、なんか役に立つことはないかと思っていたのだ。何しろ、飲み終わると流しで乾かし、それから中袋としてのビニール袋に入れ、それをさらにゴミ箱に捨てていて、毎日大量のコーヒー豆とサヨナラする。そのたびに、内心忸怩たる思いをしていた。
で、何かの家事本にあった知識を実際につかって見ようと考えた。私のコーヒー豆に第2の人生を!と思い立ったわけだ(笑)。
すると、けっこう確かに匂いを吸い取ることに気が付く。
書斎の匂いが少なくなった。本というのは湿気を吸い込み、その湿気とともにさまざまな匂いを吸い込むらしく、古くなると独特の匂いを放つ。そこにコーヒー豆の出し殻を欠けた小さいカップや小皿に入れてあちこちに置いた。以来、確かに匂いが小さくなったのだ。
これはいい! と、我が家で最もくさい場所、靴箱にも入れ始めた。だが靴箱の匂いはなかなか強烈で、もともと入れている消臭剤もあまり効かないくらいだ。なかなか匂いが小さくならないので、さらにコーヒー豆の出し殻をシューズボックスの奥のほうに突っ込むことになる。
すると普段の靴の出し入れで、小さな器がひっくり返ったり、コーヒーがこぼれたりする。別に乱暴に出し入れをしているわけでないが(いやしている)幾度もコーヒー粉が散らばる。生活知能指数が低い私は、やっと「そうだ、古い靴下にいれて口を縛り、それを靴の中に入れるというアイディアがあった」と思い出した。
片方だけの靴下はいくつもあり、それ乾かしたたっぷりのコーヒー粉を入れた。これで靴箱も、もうすこし匂いが収まるかもしれない。
この程度で、なんだか自分がすごいスーパー主婦になったみたいな気分だ。(笑)