人間は1日に約6回の夢を見るという
人間は一晩で、平均6回は夢を見るらしい。
……6回ですぞ。今日は夢も見ずにぐっすり眠れたという日も、なんかいろいろ見たなあという日も、6つも夢を見ているのだ。夢を見ていないと思うのは、だた覚えてないだけらしい。
一日6回なら、1週間で48のドリーム、1年で2190個の夢だ。これまでの人生で、こんな頻繁な数字はあまりお目にかかれない。
それから夢は、どんなに長い夢でも数秒のことらしい。
……数秒ですぞ。夢のなかで10年くらいの出来事も、30分くらいかかるはずのお話も、そしてほんとに一瞬の夢も、たったの数秒だ。
だから、やたら夢のことを「予知夢」だの「夢のお告げ」だの「夢解析」だの「夢占い」だの、何か後生大事に思う必要はない。また「夢にまで出てきた」だの「あの人の夢を見た」だのも、「それがどうした」というところだ。大したことない。1週間で48回もあるのだ、夢に出ないほうがよっぽどのことかもしれない。
覚えてないだけで、シナプスが勝手に繋がって、でたらめな話や有り得ない出来事、願望や願望の反対、不思議な出来事や、一緒にいるはずのない人が居たりする夢を、1年に2190も見ているのだ。考えてみたら、おもしろい。
起きたとき、いつも夢を忘れて残念がる私は、6つをすべて思い出したい。1年の2190個のデタラメをすべて思い出して笑いたい。いつもそう思っている。(笑)